NHK 会長に対する公開書簡(再度の督促状)
2026 年 3 月 30 日
日本放送協会
会長 井上樹彦 様
NHK 会長に対する公開書簡(再度の督促状)
遅ればせながら、会長へのご就任おめでとうございます。何十年ぶりかの生え抜きのNHK 会長ということで、新会長に対する局内の期待も一入かと推察いたします。
さて、昨年 10 月 25 日付けの弊信「NHK 稲葉延雄 会長に対する公開書簡(督促状) 」に対する 12 月 5 日付け貴返答を頂戴しましたが、その前の 8 月 15 日付け貴返答と同様に、回答期限を守ったということ以外、評価すべきところは何もありませんでした。
すなわち、われわれの質問に、まだ実質的に回答いただいていないことに加え、今回、井上様が生え抜きの会長になられましたので、ここで、「再度の督促状」を送らせていただきます。
回答期限は、4 月 28 日の主権回復日といたします。
1 か月弱しかありませんが、われわれはこれまですでに、NHK に対して十二分に時間的な余裕を与えてきたつもりであり、しかも、これは、「再度の督促状」という趣旨でもあることから、ご了承いただきたいと思います。
昨年 10 月 25 日付け弊信「公開書簡」(督促状)では、特に重要な点を 3 点、強調いたしました。
すなわち、第 1 は、昨年 4 月 28 日付け貴返信の第 2 パラグラフにある「(われわれ ECAJTIの)主張にはやや飛躍があるのではないか」という認識には、NHK 側の根本的な誤解がある。
第 2 は、NHK のかつての大幹部である春日由三氏の著書『体験的放送論』(1967 年)の一節である「〈真相はこうだ〉の真相」は、春日氏ご自身が体験したことを綴った歴史の一次資料です。その中で、春日氏は、われわれがいまの NHK に求めている「告白・懺悔」を事実上行っています。われわれは、現在の NHK が、春日氏の 59 年前の認識と精神に立ち戻ることを要求しています。歴史の一次資料ですから、もし反論があるなら、それに対抗しうるような別の一次資料を示していただかなければなりません。また、もし一次資料がないのなら、われわれの要求通り、歴史の真実に基づいた番組作りをしていただかなければなりません。
これが、論理的・科学的な対応というものです。NHK は、自分たちのかつての大幹部である春日氏による NHK 番組 『眞相はかうだ』 に関するご自身の体験談について、われわれに対する返信においてまだ何も言及しておりません。こうした不誠実かつ非科学的態度は、社会的に決して許されるものではないと思います。
第 3 は、7 月 2 日付け NHK 会長(当時)宛ての弊信で最初に指摘したのですが、局内に「GHQ 時代の NHK 報道の実態を検証するプロジェクト・チーム」(仮称)を立ち上げてはどうかと提案申し上げました。
以上の諸点について、NHK 会長からの回答を求めます。とりわけ最低限、第2の春日氏が著書『体験的放送論』(1967 年)の一節である「〈真相はこうだ〉の真相」で行った事実上の「告白・懺悔」に対して、現在の NHK として、どのように受け止めておられるかについて、ご返答いただきたいと思います。NHK の現会長が、NHK 職員の皆さんの大先輩であり大幹部であった春日氏の認識をどのように捉えておられるのか、考えを明らかにすることは、最低限の社会的義務ではないかと考えます。
(同封資料)
・2025-10-01、ECAJTI の新役員体制
・2025-10-25、NHK 会長に対する公開書簡(督促状)
・2025-07-02、NHK 会長に対するレター

